八木蒔駅から桃浦駅方面へ歩いていくと、少し高い築堤があり、向こうは大きく開けた霞ヶ浦がみえてきます。
こちら側は、田んぼ。
夕暮れには、ホタルが乱舞しています。
霞ヶ浦に日が沈むと、右側の西の方はまだ明るい。
左側の東の方から段々青くなっていき、それが少しづつ深い色になって、やがて夜がやってきます。
そのタイミングで撮りたいと思いました。
カメラはミノルタのSR7だったか、XEだったか思い出せませんが、いずれにしても露出はマニュアル。
フィルムはKR。
レンズは、オートロッコール58mmf1.4だったと思います。
開放で、シャッタースピードは1/4くらいだったか。
流し撮り!
モータードライブはないので一発勝負。
やってきた車両は、キハ411+412。
鹿島鉄道では珍しい2両固定編成。
たぶん、狙っていたんだと思います。
一枚撮って、列車を見送る。
こんな無茶な撮り方で写ってるのかな・・・と思いつつ。
霞ヶ浦の湖面は空と同じ色になって、それはそれは美しかった。と我に返る。
この後、八木蒔駅へ戻って、ちょっと山間な感じのホームで一人つぎの列車を待つのは、とても気持ちがよかった。
あたりは真っ暗で、ホームの電灯があるだけ。
心地よい疲労と、この世界を独り占めしている感覚・・・だったのかも。
鹿島鉄道 八木蒔〜桃浦
1981年7月31日撮影
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