鹿島鉄道写真展@茨城空港 開催記念
茨城空港では、2020年11月7日(土)から29日(日)まで 2007年3月に廃線となった鹿島鉄道の写真展を開催しています。
10人の方が参加して、総枚数160枚!
わたしが参加しているのは19枚ですが、その写真をご紹介しようと思います。
【1980年5月11日撮影 四箇村~常陸小川】
築堤の緑が鮮やかで 線路際に枕木が積まれているのが まるでジオラマのようでした
【1984年8月撮影 撮影地?】
沿線を歩いていて やって来た小型の気動車
夏らしい薄い青空
とにかく暑かった
【1981年7月31日撮影 借宿前~巴川】
借宿前駅から少し遠回りの道をテクテク歩く
途中 クヌギの木のカナブンを見つける
そういえば カブトムシやクワガタをみることは無かったなぁ
【1981年7月31日撮影 借宿前~巴川】
農道から獣道のような細い足跡があるだけのような坂道を上ると この場所に出ます
空が大きく開き カーブの向こうから列車がやってくる景色が好きでした
【1984年8月撮影 八木蒔〜桃浦】
当時は 貨物列車がやってくる時刻など知りませんでした
突然やって来たDD901に感激
この重厚なスタイルが大好きでした
【1981年7月31日撮影 桃浦~小川高校下】
この時も いきなりやって来た貨物列車
しかもDD901牽引
驚き あわててカメラを向けて撮ったら
シャッタースピード早めの流し撮りになってしまったという写真
夕方の斜めの光に 車体のディテールがきれいだった
【1981年7月31日撮影 桃浦~小川高校下】
通り過ぎていくDD901牽引貨物列車
遠く響く カラコンカラコンというロッドの音を今も忘れない
【1981年7月31日撮影 八木蒔〜桃浦】
日没直後にやって来た2両編成の列車
空の色がきれいだった
【1981年7月31日撮影 八木蒔〜桃浦】
この頃 八木蒔から桃浦のあたりは 霞ヶ浦が線路のすぐそばまで来ていた
陽が沈んだ後 東の空から暗くなり 青色が深くなっていく
やってきた2両編成を低感度のコダクロームで流し撮り
f1.4レンズでも 流し撮りをするしかなかったフィルム時代
撮り終えて我に返ると 自分が立っている田んぼのあぜ道には
たくさんのホタルが飛び回っていた
【1981年7月31日撮影 八木蒔駅】
撮影を終えて駅に戻ってきました
ホームには ドアもない待合室が一つ
誰もいない無人駅に一人
下り列車を見送り 鉾田からの折り返し石岡行きを待ちます
結構な時間待ったはずですが
退屈した記憶は無いのです
この日 良い写真が撮れた(と思った)からかな
石岡駅から乗った常磐線上野行各駅停車は 客車列車だったと思います
ガラガラの車内
ワンボックス独り占めして車窓を眺めていました
以上の12枚は 1980年代の写真としてまとめたものです
次の2枚は 別途追加で選んだものです
【2007年3月10日撮影 四箇村~常陸小川】
廃線直前の風景です
ファンが多く乗車するようになって 昼間でも2両編成で走るようになりました
沿線は いつも通りやってくる春の準備が進んでいました
【1981年3月撮影 常陸小川~四箇村】
あまり雪が積もらない地域です
雪の天気予報があると沿線へ行っていましたが
ほとんどの場合 到着する頃には雨に変わっていたり
雪はやんだりしていました
この日は積もった方だと思います
以下の5枚は 廃線10年の時に参加した写真展の時のものです
新緑の中をやって来たキハ432
クリームと朱色のツートーン
鮮やかな緑の中で とてもよく似合っていました
5月の借宿前は美しかった
落葉樹に葉が付き 風に吹かれて裏返ると 緑から白い世界に変わります
線路にはタンポポが咲き
地面から湧き上がる水蒸気で暑いくらいでした
デジタルになり この緑を再現するのが凄く難しいと 今でも感じています
列車は 向こうに見える玉造町駅で交換します
タイミングが合えばこのように2列車を同時に撮ることが出来ます
が、クリームと朱色の湘南型2枚窓の気動車は2両しかなく
いつも動いているわけではありませんでした
廃線の時期が近づくにつれ 訪れるファンが多くなり
すべての車両がフル稼働となる中で実現したシーンでした
この場所は背の高い木が林のようになっていて
うまく撮ることが難しかったんですが
あるとき すべて伐採され 素晴らしい撮影地が出現したのでした
ありえないほど雪が積もった沿線です
朝 東京を出て 常磐線に乗っている間
雪 溶けないで~ と祈るような気持でした
沿線では溶けている場所もありましたが
この場所では たくさんの雪が積もっていたんです
待つこと1時間余り
やって来た列車は 見たこともない雪景色の中を走り去って行きました
以上の19点を展示させていただいています
お近くへおいでの際は 是非お立ち寄りください
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