2019/02/10

伊豆箱根鉄道 駿豆線 1000系とフォア・ローゼス

かつて走っていた1000系です。
西武の701系に似たスタイル。
正面の4本のヒゲ?が特徴的ですね。

さて、そのヒゲについて考えてみました。

西武カラーの赤色は、ディープラズベリー、ローズレッド、ローズピンクなど、いわゆるローズ(バラ)に由来した名前で呼ばれています。
ラズベリーはバラ科の木苺ですね。

4本のローズ → フォア・ローゼス(Four Roses)
お酒の好きな方ならお分かりだと思います。
バーボンの名前ですね。
このフォア・ローゼスという名前の由来は諸説あります。
発売元のHPにも記載がありますが、私が一番印象に強く残っている由来は、おおむね以下の通りです。


アメリカのある蒸留所。
一人の若者が修行にやってきました。
彼は真面目で勤勉。
いつか自分のオリジナルなバーボンを作るんだと頑張っていました。
その蒸留所には若いきれいな女性がおり、いつしかその若者と恋に落ちました。
若者はプロポーズしようと決心しましたが、修行の身でお金がありません。
考えた末、蒸留所に咲いていた4本のバラを差し出し、求婚し、二人はめでたく結ばれました。
その後、一人前になってオリジナルのバーボンを作り上げた彼は、そのお酒に「フォア・ローゼス(Four Roses)」という名前をつけました。


4本のバラは幸せの象徴として、語り継がれているように思います。
伊豆箱根鉄道の1000系。
幸せを運ぶ電車だったのかもしれませんね。
そういえば、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の名場面も駿豆線の電車でした。

そんなことを考えた、一枚の写真でございました。







1979年6月17日撮影

2 件のコメント:

  1. 撮影の1979年と言うと、伊豆箱根鉄道では1000系の黄金期ですね。
    この次の年に3000系が登場しています。
    1000系は当初は西武601系と同じ塗装で登場しましたが、第3編成
    からは、正面デザインも変わり斬新な塗装となりました。西武801系に
    より近くなりましたが、ステンレス板は付きませんでしたね。
    新幹線の三島駅開業の影響でしょうか?
    4本のヒゲ、国鉄の特急電車を思わせる感じですね。
    Four Roses にはそんなステキなお話もあったのですね。
    1000系はオリジナル4編成は全てが異なる仕様、併せて
    増備の第5~7編成が元西武501系と言うのも面白い存在でした。
    この第4編成は、当時最新編成ながら、踏切事故に遭遇し
    しばらく休車になった可哀想な運命でもありました。
    伊豆箱根鉄道駿豆線には赤電は無くなりましたが、最近では
    西武から行った1300系が黄色ツートンに塗装され、
    イエローパラダイストレインと呼ばれているのも不思議ですね。

    返信削除
  2. 最近はリバイバルカラーがはやっていますね。
    西武も新101系が赤電塗装になったときはビックリしました。
    イエローパラダイスは新101系登場当初のカラーで懐かしいです。

    返信削除