かつて走っていた1000系です。
西武の701系に似たスタイル。
正面の4本のヒゲ?が特徴的ですね。
さて、そのヒゲについて考えてみました。
西武カラーの赤色は、ディープラズベリー、ローズレッド、ローズピンクなど、いわゆるローズ(バラ)に由来した名前で呼ばれています。
ラズベリーはバラ科の木苺ですね。
4本のローズ → フォア・ローゼス(Four Roses)
お酒の好きな方ならお分かりだと思います。
バーボンの名前ですね。
このフォア・ローゼスという名前の由来は諸説あります。
発売元のHPにも記載がありますが、私が一番印象に強く残っている由来は、おおむね以下の通りです。
アメリカのある蒸留所。
一人の若者が修行にやってきました。
彼は真面目で勤勉。
いつか自分のオリジナルなバーボンを作るんだと頑張っていました。
その蒸留所には若いきれいな女性がおり、いつしかその若者と恋に落ちました。
若者はプロポーズしようと決心しましたが、修行の身でお金がありません。
考えた末、蒸留所に咲いていた4本のバラを差し出し、求婚し、二人はめでたく結ばれました。
その後、一人前になってオリジナルのバーボンを作り上げた彼は、そのお酒に「フォア・ローゼス(Four Roses)」という名前をつけました。
4本のバラは幸せの象徴として、語り継がれているように思います。
伊豆箱根鉄道の1000系。
幸せを運ぶ電車だったのかもしれませんね。
そういえば、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の名場面も駿豆線の電車でした。
そんなことを考えた、一枚の写真でございました。
1979年6月17日撮影
撮影の1979年と言うと、伊豆箱根鉄道では1000系の黄金期ですね。
返信削除この次の年に3000系が登場しています。
1000系は当初は西武601系と同じ塗装で登場しましたが、第3編成
からは、正面デザインも変わり斬新な塗装となりました。西武801系に
より近くなりましたが、ステンレス板は付きませんでしたね。
新幹線の三島駅開業の影響でしょうか?
4本のヒゲ、国鉄の特急電車を思わせる感じですね。
Four Roses にはそんなステキなお話もあったのですね。
1000系はオリジナル4編成は全てが異なる仕様、併せて
増備の第5~7編成が元西武501系と言うのも面白い存在でした。
この第4編成は、当時最新編成ながら、踏切事故に遭遇し
しばらく休車になった可哀想な運命でもありました。
伊豆箱根鉄道駿豆線には赤電は無くなりましたが、最近では
西武から行った1300系が黄色ツートンに塗装され、
イエローパラダイストレインと呼ばれているのも不思議ですね。
最近はリバイバルカラーがはやっていますね。
返信削除西武も新101系が赤電塗装になったときはビックリしました。
イエローパラダイスは新101系登場当初のカラーで懐かしいです。